@misc{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00007267, author = {前原, 裕樹}, month = {Jan}, note = {application/pdf, 本研究の目的は、バフチンの対話論を材に拡張し、材との対話=対象世界との対話について、教師の授業スタイルとの総合的な考察の中から明らかにすることであった。そのために、これまで以下3つの研究を行ってきた。1つ目の研究は、実践分析によって「クロツグミ」の材が持つ意味について検討した。その結果、「クロツグミ」は児童と対象世界との出会いの材であることが明らかになった。そのことから、筆者は、「クロツグミ」を間においた教師と児童の対話によって、後の「変容」への契機となる対話が構築されている、との仮説を生成した。その仮説をもとに、2つ目の研究を行った。2つ目の研究は、4月と11月の授業における児童の「宛名」を比較し、児童の発言の「宛名」の変容過程とその変容による学びとの関連について検討した。その結果、①児童の発言の「宛名」が教師から児童へ変容することにより、児童が意味交渉過程に導く役割を教師から引き継ぎ、②そのような児童の発言は、教師の「権威の言葉」(バフチン)とは異なり、児童の内的対話をもたらす言葉となることが明らかになった。以上の2つの研究を踏まえ、児童の対象世界との対話について考察した。その結果、児童らはこれまでとは違った材へのアクセス方法を獲得することにより、対象世界との関わり方がこれまでの関わりと異なることが明らかになった。, 三重大学大学院教育学研究科博士前期課程学校教育専攻, 68, 17, 2}, title = {バフチンの対話論による学びの可視化 : 3年間の森川実践の分析を通して}, year = {2010} }