@article{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00007546, author = {湊, 栄治 and 藤野, 一平 and 杉平, 宣仁 and 松本, 収生 and 嶋, 廣一 and 三木, 誓雄}, issue = {11}, journal = {日本消化器外科学会雑誌}, month = {Nov}, note = {application/pdf, 症例は72歳の男性. 近医受診中に, ショック状態となり当院に救急搬送された. 来院時血圧 84/60mmHG, 脈拍 96/min, 著名な腹部膨満を認めた. 血液検査データにて高度貧血, 白血球数および異常リンパ球比率の上昇を認めた. 末梢血液像では分葉化傾向をもつ核の異常T細胞の増殖を認め, 血清抗HTLV-1抗体も高値を示したため成人T細胞性白血病(ATL)と診断した. 腹部造影CT検査にて, 脾臓の横隔膜面に造影剤のpooling像が認められた. 脾破裂による腹腔内出血の診断で緊急手術を施行したところ, 脾臓の横隔膜面に破裂を認めたため脾臓摘出術を施行した. 摘出した脾臓の病理組織学的所見では, 皮髄構造は破壊, 消失しており, ATLの脾臓への浸潤が認められた. 脾破裂を来すような外傷の既往もなくATLの脾臓への浸潤に伴う脾破裂と考えられた. 白血病により脾破裂を来すことはまれであり, 若干の文献的考察を加え報告する.}, pages = {1571--1574}, title = {脾破裂を契機に発見された成人T細胞性白血病の1例}, volume = {36}, year = {2003} }