@techreport{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00008122, author = {奥田, 真弘 and 水谷, 秀樹}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 腎近位尿細管の側底膜に発現する有機カチオントランスポータOCT2は塩基性薬物の腎排泄能の個体差や個体内変動に影響する重要な因子と考えられるが、その発現制御機構はほとんど分かっていない。本研究では、OCT1,2,3のプロモータ領域や、OCT2プロモータの部分切除並びに変異導入コンストラクトを用い、テストステロンによるOCT2発現調節機構の詳細解析を実施した。 1.OCT1,2,3のプロモータ領域のクローニング OCTI並びにOCT3のプロモータ領域はrat genomic DNAを鋳型として、特異的プライマーを用いたPCRによって単離した。OCT2のプロモータ領域はRat Genomic LibraryをOCT2プロモータ領域に特異的なプローブを用いてスクリーニングすることで得た。 2.OCT2プロモータのテストステロンによる転写促進各プロモータ領域をpGL3ベクターに挿入後、ラットアンドロゲンレセプター(AR)とともにブタ腎由来の培養上皮細胞LLC-PK_1に発現させたところ、OCT2のプロモータ活性のみが1nM以上のテストステロンによって促進され、アンドロゲンレセプターの拮抗薬であるnilutamideによって有意に抑制された。 3.プロモータ領域の部分切除並びにAREの変異導入コンストラクトにおける転写活性の解析 OCT2のプロモータ領域の部分切除コンストラクト、並びに5カ所のアンドロゲン応答配列に個々に変異を導入することにより作成したコンストラクトを用いプロモータ活性を検討した結果、OCT2のプロモータ領域に存在する2種類のARE(ARE-1及びARE-3)がテストステロンによる転写活性の亢進に重要な役割を果たすことが明らかとなった。, 平成17年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書, 津, 63, 17590119}, title = {有機カチオントランスポータのプロモータ解析に基づく薬物腎排泄の評価・予測系構築}, year = {2007} }