@misc{oai:mie-u.repo.nii.ac.jp:00009604, author = {松月, 正樹}, month = {Jan}, note = {application/pdf, 本研究では、ICタグを用いて三重大学医学部附属病院新病棟における医療機器(輸液ポンプ)の稼働状況を把握する試みの結果を報告し、電源ON/OFF検出機能付きタグの有用性を示す。一方で、本システムのタグは電池駆動式であることから電池消耗の問題が避けられない。そこで、タグの電波送信チャンネル数を低減することによって電池消耗の抑制を検討した結果についても、チャンネル数低減で、問題となる位置推定精度劣化と併せて報告する。上述のICタグを用いた医療機器位置情報検出システム導入にあたって、単に位置を検出するだけでなく、機器の稼働状況をも把握できるようにするために、医療機器(輸液ポンプなど)のON/OFF状態を検出する機能を備えたタグを設計した。新病棟では全部で約1000個のタグが機器に取り付けられているが、このうち輸液ポンプおよびシリンジポンプに取り付けられる約350個のタグには機器電源のON/OFFを検出する機能を設けた。その結果、病院内各部門の機器滞在台数だけでなく、機器の稼働率もほぼリアルタイムで把握可能となったO 具体的には、例えば病院内全体の平均稼働率が45%程度であることや、輸液ポンプの1回の稼働時間が1時間前後であることなど医療機器管理者にとって大切な情報が容易に取得可能になるとともに、各部門における曜日または時間帯による稼働率変動の全体的な傾向もひと目で把握できるようになった(第4章)。一方で、各部門においてタグの送信チャンネル数を1から13まで変化させたときのタグの位置推定誤差を評価し、チャンネル数の低減とともに位置推定誤差が増大傾向にあることを確認した(第5章)。つぎに、送信チャンネル数を低減したときの推定誤差の増大を抑える方法としてベイズ理論を用いた位置推定法を検討した。その結果、チャンネル数を1チャンネルにしても推定誤差を4m程度に低減できることなどが明らかになった(第6章)。, 三重大学大学院工学研究科 博士前期課程 物理工学専攻, 42}, title = {無線LANとICタグを用いた医療機器稼働状況の把握}, year = {2014} }