ゼブラフィッシュ (Danio rerio) 疾患モデルを評価系に利用するホール・アニマル・ドラッグ・スクリーニング法を適用することで奥田脳神経薬の薬効に記されていない肥満抑制効果について評価を行った。検討では、ゼブラフィッシュの肥満誘導課程に、奥田脳神経薬および奥田脳神経薬の各主成分を 4 週間投与することで肥満抑制効果を調べた。この結果、肝臓組織の Oil Red O 染色からサンソウニンが肝臓への脂肪沈着を抑制することが示唆された。長期間の販売実績によって安全性が立証されている奥田脳神経薬の再評価を行うことで、主成分として処方されている各成分に、これまで知られていなかった新たな薬効が保有されている可能性を示すことができた。
雑誌名
三重大学社会連携研究センター研究報告
巻
18
ページ
71 - 74
発行年
2010-12-01
書誌レコードID
AA12441712
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
その他のタイトル
The reevaluation of the Okuda cranial nerve medicine by using a zebrafish