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アイテム
「問わず語り」の背後に潜むもの : 『口述の生活史』成立の謎に迫る
http://hdl.handle.net/10076/10650
http://hdl.handle.net/10076/10650de2d5ecd-c237-4302-9a1b-c8f65abbc309
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||
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公開日 | 2010-03-31 | |||||||||
タイトル | ||||||||||
タイトル | 「問わず語り」の背後に潜むもの : 『口述の生活史』成立の謎に迫る | |||||||||
言語 | ja | |||||||||
言語 | ||||||||||
言語 | jpn | |||||||||
資源タイプ | ||||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||
著者 |
武笠, 俊一
× 武笠, 俊一
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抄録 | ||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||
内容記述 | 一九七七年に刊行された『口述の生活史 - 或る女の愛と呪いの日本近代』は、中野卓の最初の生活史研究である。この本において、中野は話者の主体性を最大限に尊重するという調査法を提示しその有効性を実例をもって示そうとした。中野の提唱した新しい調査法は、若手研究者の一都に強く支持され、その後の社会学における生活史研究の興隆のきっかけとなった。しかし、この方法を採用したからといって、ただちに優れた生活史研究が生み出されるという保証はない。では、良い生活史を生み出す話者の側の条件とはどのようなものか。インタビューにおける話者の主体性の尊重がなぜ優れた生活史の前提条件となるのか。本稿では、この二つの問題を『口述の生活史』の再検討によって明らかにしたい。中野卓がこの生活史の語り手と出会う四〇年前に、彼女は一通の長い手紙を書いている。それは、中野が聞き取った口述生活史の原型ともいうべき「自伝的な手紙」であった。しかし不思議なことに、話者の内海松代は幾度か行われたインタビューの中でこの手紙についてほとんど語っていない。どのような事情によってこの手紙は書かれたのか。その内容はどんなものだったのか - 語られなかった事実に注目することによって、この生活史に秘められた「話者の強い思い」が見えてくる。語られなかったことがらに対する徹底的な再検討という作業をすることによって、中野の調査法の意義が明らかになると思われる。 | |||||||||
書誌情報 |
人文論叢 : 三重大学人文学部文化学科研究紀要 巻 26, p. 17-28, 発行日 2009-03-31 |
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ISSN | ||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||
収録物識別子 | 0289-7253 | |||||||||
書誌レコードID | ||||||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||||||
収録物識別子 | AN10045090 | |||||||||
フォーマット | ||||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||||
内容記述 | application/pdf | |||||||||
著者版フラグ | ||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||||
その他のタイトル | ||||||||||
言語 | en | |||||||||
値 | The life history as a method of sociology : The reexamination of T. Nakano's “Kojutsu no Seikastushi” | |||||||||
出版者 | ||||||||||
出版者 | 三重大学人文学部文化学科 | |||||||||
資源タイプ(三重大) | ||||||||||
値 | Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 |