WEKO3
アイテム
CISS 効果によりカイラル分子端に誘起される電子のスピン状態とエナンチオ選択性の解析的研究
http://hdl.handle.net/10076/0002000681
http://hdl.handle.net/10076/0002000681d2db4121-6373-430a-aa95-09172e7f4e6a
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||||
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公開日 | 2024-04-10 | |||||||
タイトル | ||||||||
タイトル | CISS 効果によりカイラル分子端に誘起される電子のスピン状態とエナンチオ選択性の解析的研究 | |||||||
言語 | ja | |||||||
言語 | ||||||||
言語 | jpn | |||||||
資源タイプ | ||||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec | |||||||
資源タイプ | thesis | |||||||
著者 |
加藤, 健晃
× 加藤, 健晃
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抄録 | ||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||
内容記述 | カイラル物質を電子が透過する際,そのカイラリティに応じてアップスピン・ダウンスピンの透過率が異なる。この現象はカイラル誘起スピン選択(chiral-induced spin selectivity : CISS)効果と呼ばれており,スピン分極率が極めて高く,また室温で観測することができる量子現象として注目されている。CISS 効果は多くのカイラル物質で実験的に観測されているものの,理論的に決定的なモデルは未だ確立されていない。CISS 効果に関連して,カイラル物質を強磁性体基板に吸着する際にその安定性がカイラリティに応じて異なるエナンチオ選択性という性質がある。これは外的要因と無関係に分子の右手系・左手系を分別できるため応用上重要である。 本論文ではエナンチオ選択性に焦点を当てて,カイラル分子端のスピン状態について議論する。カイラル分子としてDNA 分子を念頭におき,原子内スピン軌道相互作用を入れたp 軌道タイトバインディングモデルを扱う。このモデルでは時間反転対称性を破ることなく異なる種類のスピンを互いに逆方向へ輸送するスピンフィルタを実現できるが,その時間反転対称性のために分子端でスピン分極は現れない。そこで強磁性基板を模したZeeman 磁場を印加することによって時間反転対称性を破り,分子端でカイラリティに依存する有限のスピン分極を実現した。また,あらゆる基板磁化向きに対して,カイラリティを入れ替えた時のエネルギーやスピンの期待値の差を調べ,エネルギーとスピン密度に観測可能な差が出ることを明らかにした。 |
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言語 | ja | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 三重大学大学院工学研究科物理工学専攻 | |||||||
内容記述 | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | 91p | |||||||
書誌情報 |
発行日 2024-03 |
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フォーマット | ||||||||
内容記述タイプ | Other | |||||||
内容記述 | application/pdf | |||||||
著者版フラグ | ||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||||
出版者 | ||||||||
出版者 | 三重大学 | |||||||
出版者(ヨミ) | ||||||||
ミエダイガク | ||||||||
修士論文指導教員 | ||||||||
姓名 | 内海, 裕洋 | |||||||
言語 | ja | |||||||
資源タイプ(三重大) | ||||||||
Master's Thesis / 修士論文 |