Item type |
紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) |
公開日 |
2007-07-02 |
タイトル |
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タイトル |
家庭における技術革新に関する研究(第1報) : 家庭における技術革新の依存と適応の実態 : 都市と農村の比較を中心として |
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言語 |
ja |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
著者 |
成田, 美代
中島, 喜代子
湯川, 隆子
増田, 智恵
吉本, 敏子
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抄録 |
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内容記述タイプ |
Abstract |
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内容記述 |
近年の我が国のめざましい技術革新の中で、新しい家庭生活の様式を探求するために、家庭における技術革新に対する依存の実態と必要性意識、さらに適応の実態について調査した。調査内容は「モノ」89品目、「サービス」92項目について、所有・使用の有無と必要性意識および各生活領域を代表させた6品目に対する生活への影響についてであり、1994(平成6)年1月から2月に、団地と農村の主婦を調査対象として調査を行い、団地1,111世帯、農村918世帯の有効サンプルを得た。分析の結果、次のような知見が得られた。「モノ」の所有率は、団地より農村に高く、「サービス」の使用率は、農村より団地に高い傾向がみられた。「モノ」の所有率と「サービス」の使用率を比べると、「モノ」の所有の方が多核、「サービス」の使用の方が低い傾向であった。また「モノ」の必要性の意識は、「モノ」の所有の多いものほど必要性の意識が高かったが、「サービス」の必要性の意識は、「サービス」の使用割合と連動するものと、「サービス」の使用割合が高くても「ぜひ必要」意識は低く、むしろ「あれば便利」が最も高い項目もみられた。総合的に見れば、「モノ」は「ぜひ必要」な項目が多いが、「サービス」は「あったら便利」または「なくてもよい」意識の項目の方が多かった。影響評価では、家電製品(洗濯機、電子レンジ)、保育サービスについては、圧倒的にそのメリットが評価されている。電話についての評価は、時間面と社会的コミュニケーション拡大の点でメリット評価されているが、私生活侵害や文章力減退の側面の認識も高く、機能の複雑化による取り扱いの困難性も認識されている。クレジットカードのメリット評価は高くなく、依存度は低いと言える。自家用自動車の評価は、時間短縮、労働力の軽減、移動空間拡大などの点でメリット評価が高い。しかし、表裏一体の認識でデメリット評価が示されている。影響評価を団地と農村居住者で比較すると、家庭生活を合理化・効率化する点で共通の部分が捉えられる。しかし、農村居住者はより日常的に必要度の高い生活部分での利用が多く、団地居住者では日常生活を発展させた余暇・レジャー面に対しても利用されている。しかし、団地居住者の方が、技術革新の現状に対して、一方的に適応するだけでなく、その問題点についての認識も有している。 |
書誌情報 |
三重大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学
巻 49,
p. 189-217,
発行日 1998-03-31
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ISSN |
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収録物識別子タイプ |
PISSN |
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収録物識別子 |
0389-9241 |
書誌レコードID |
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収録物識別子タイプ |
NCID |
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収録物識別子 |
AN10066046 |
フォーマット |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
application/pdf |
著者版フラグ |
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出版タイプ |
VoR |
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出版タイプResource |
http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |
その他のタイトル |
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言語 |
en |
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値 |
The Studies on Technical Improvement in Home (Part1) : The Actual Conditions of the Dependence and Adaptation on Technical Improvement in Home (The Comparison Urban Residents with Rural Residents) |
出版者 |
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出版者 |
三重大学教育学部 |
資源タイプ(三重大) |
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値 |
Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 |